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その他の活動
共産党の回答

1. 日本女性の地位に関する見解、政策

い ま、日本の女性は企業で、地域社会はじめさまざまな分野で力を発揮し、その活躍は確実に広がっています。しかし、ご質問にもあるように、女性の地位や平等の改善は遅々としてすすんでいません。国連女性差別撤廃委員会からの指摘にあるように、「世界でもっとも富裕な国の一つである日本の女性の地位の変化の速 度が、いらだちを覚えるほど遅い」のです。

それどころか、政府・財界がすすめる正規雇用を非正規雇用におきかえる政策のもとで、職場で働く女性の過半数が非正規雇用となり、格差はますます拡大しています。非正規雇用を含めた女性の賃金は男性の5割、企業の管理的部門への登用は1割前後と低迷しつづけています。妊娠・出産による差別的扱いも横行しています。女性にも長時間労働がひろがり、家庭や子育てとの両立はいっそう困難になっています。こうした状況がいまだに放置されている最大の責任は、政府にあると考えます。政治によってつくりだされているものだからこそ、政治が実効性ある法 律をつくる責任が問われる問題です。こうした女性の地位の低さが女性の政治参加の現状にも大きく影響をしています。

私たち日本共産党は、こうした現状のもとで悩み、その改善をもとめる女性の願いにこたえて、職場、地域、社会のあらゆる分野で差別の是正をはかり、男女平等を保障し、女性の社会的役割と能力が評価されるようにすること、「男は仕事、女は家庭」などの固定的役割分担を解消し、男女ともに仕事と家庭の両立をする ことができる条件整備をすすめること、そして、女性の人権尊重のための法的整備と世論づくりが大切だと考えています。

今回の参議院選挙にのぞむ政策では12の重点政策の一つに「『男女平等』からの逆行許さず、社会のすみずみに『両性の平等』を実現」することをかかげています。また、各分野の政策の一つとして「男女平等」の政策を発表しています。日本共産党のホームページに掲載されていますので、ぜひご覧ください。

2. 選挙(議席)クオータ(割り当て)制度についての見解および方針

人口の半分をしめる女性が国や地方政治に進出することは、社会のあらゆる分野での男女平等にとって重要な課題の一つであり、そのための政治の役割とともに、政党の自主的な努力が重要であると考えています。いま、世界各国で、女性への差別是正の特別措置が探求されています。国の制度、あるいは政党のとりくみなど、さまざまな形でクオータ制が議論されていることも、その探求の一つだと思っています。こうした議論が女性の治参加の大切さをひろげるうえでも貴重な 役割をはたしていると思っています。

同時に、昨年、列国議会同盟(IPU)が発表したレポート(「世界の女性国会議員―2005年をふり返って」)が、2005年選挙での各国の状況を概括しながら「これ(クオータ制)は女性議員の数を急上昇させたが、政治におけるジェンダー平等のためには、意識高揚から女性の訓練やジェンダーに敏感な環境づくりまで、一連の方策も必要だ」とのべていることは重要だと思います。

クオ−タ制を国の制度としてとることについては、日本共産党は、憲法の法の下の平等、選挙権・被選挙権の平等にてらした検討が必要だと考えています。

また、女性の政治参加の促進のうえでも、選挙制度の民主的改革は欠かせません。一つは民意を正確に反映する制度である比例代表制の重要性です。女性国会議員割合の高い国(スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、ベルギー、オランダなど)の選挙制度は比例代表制であることからもあきらかでしょう。二つめに は、世界でも例がない異常に高額な供託金制度(比例代表選挙で600万円、衆院小選挙区・参院選挙区で300万円)の是正です。

3. 「男女共同参画社会基本法」推進についての具体的な政策

私たちは、男女共同参画社会基本法の制定にあたって、男女平等や人権が尊重される社会をという国民の声にこたえるものにするために、男女差別の禁止、企業責任の明記などをもとめてきました。また、計画の策定・改定にあたっても、政府にたいして女性差別撤廃条約の批准国にふさわしく、男女賃金格差、パート労働者の処遇、働き方や育児休業取得率など仕事と家庭の両立をめぐる問題、民法、家庭内暴力はじめ人権をめぐる問題など、どの分野でも改善がすすんでいない現状を是正する実効ある措置をとることをもとめ、地方でも、女性の要求にたって計画の充実に力をつくしています。

また、いま、かつての日本の侵略戦争を「正義の戦争」と歴史をねじ曲げて主張し、憲法改悪を推進している人たちが、「個人の人格を破綻させ家庭を壊す男女共同参画社会基本法を廃棄しなければ、遠からずわが国は亡国の危機に直面する」などといって、基本法の廃棄の署名運動までよびかけています。こうした危険な 歴史逆行の動きは許すわけにいきません。共同の力を大きくしていきたいと思っています。

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